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和解

和解の意味

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和解とは、当事者が互いに譲歩をしてその間に存する争いをやめることです(第695条参照)。

和解は、民法上の和解契約(第695条以下参照)によるもの(「民法上の和解」、「私法上の和解」または「裁判外の和解」といいます)と、民事訴訟法(民事訴訟法第99条・第267条・第275条参照)にもとづく特別のもの(「裁判上の和解」といいます)の2つに大別されます。

なお、裁判上の和解は、さらに裁判前の和解(「即決和解」といいます。民事訴訟法第275条第1項参照)と訴訟上の和解に分けられます。

補足

民法総則においては、即決和解は、時効の中断事由のひとつとされています(第151条参照)。また、同様に、催告(第153条参照)の後の時効の中断自由のひとつともされています。

また、裁判上の和解があった場合、短期消滅時効は、10年の消滅時効となります(第174条の2第1項)。

契約実務における注意点

すでに述べたとおり、裁判上の和解は、時効が中断したり、短期消滅時効が10年になったりしますので、消滅時効を主張する場合は、非常に不利な制度であるといえます。このため、消滅時効を主張する立場にある場合は、和解については、慎重な判断が求められます。

また、和解契約の場合、契約の確定後、和解契約の内容と異なる事実の証拠が出てきたとしても、和解契約を覆すことはできません(第696条)。これを「和解の確定効」といいます。

和解契約は、紛争の終局を実現することを目的とした契約であることから、このような確定効を認めることで、紛争を蒸し返すことができないようになっています。

このため、和解契約を結ぶ場合は、通常の他の契約以上に、慎重に内容を検討しなければなりません。

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最終更新日2011年10月10日